東芝デバイス&ストレージは、Arm Cortex-M4コアを搭載した、32ビットのモーター制御マイコン「TXZ+ファミリー アドバンスクラス」の「M4K」グループに、フラッシュメモリ容量1Mバイトと512Kバイト製品を追加した。
東芝デバイス&ストレージは2024年3月、Arm Cortex-M4コアを搭載した、32ビットのモーター制御マイコン「TXZ+ファミリー アドバンスクラス」の「M4K」グループに、フラッシュメモリ容量1Mバイトと512Kバイト製品を追加した。それぞれ4種類のパッケージを用意する。
コードフラッシュメモリ容量を既存製品の最大256Kバイトから1Mバイト、512Kバイトへ、RAM容量を24Kバイトから64Kバイトへ拡大。フラッシュメモリの構成を512Kバイト×2エリアとしたことで、コードフラッシュメモリのコードで動作を継続しながら、他エリアの書き換えが可能になった。これにより、メモリスワップ方式を使用したファームウェアローテーションに対応する。
汎用通信機能として、UART、TSPI、I2Cインタフェースを搭載した。機能安全対策回路として、フラッシュメモリ、RAM、A-Dコンバーター、クロックのチェック機構を備える。パッケージは、14×14mmのLQFP100、LQFP64、14×20mmのQFP100、10×10mmのLQFP64を用意した。
サンプルプログラムを提供していて、家電機能安全(IEC60730)認証取得をサポートする。また、サンプル提供時には、導入検討に必要な製品ドキュメント類、サンプルソフトウェア、各周辺機能の制御を行うドライバーソフトウェア類も提供可能だ。
同社は今後、CANインタフェースを付加した「M4M」グループへも、フラッシュメモリ容量の追加を検討している。
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