Qorvoは、スマートホームデバイス向けのSoC「QPG6200L」を発表した。単一のホームネットワーク上でシングル/マルチプロトコルのスマートデバイスを同時操作できる「ConcurrentConnect」機能を搭載している。
Qorvoは2024年9月、スマートホームデバイス向けのSoC(システムオンチップ)「QPG6200L」を発表した。主要顧客向けにサンプルと開発キットを提供中で、2025年初頭に量産を開始する。
同製品には、同社独自の機能「ConcurrentConnect」を搭載し、Matter、Zigbee、Bluetooth Low Energyのマルチネットワークに対応。ConcurrentConnectは、単一のホームネットワーク上で、シングル/マルチプロトコルのスマートデバイスを同時に操作できる機能だ。これによって近距離無線規格のZigBeeからオープンソース接続規格のMatterへのスムーズな移行をサポートする。
スリープ電流は1μA未満で、消費電力を同等製品より30%低減した。バッテリー寿命を延長し、持続可能なスマートホームソリューションを提供できる。個々のチャンネルで複数のプロトコルを同時にサポートでき、スマート照明やセンサーなどの消費者向けIoT(モノのインターネット)に適する。
また、セキュアエレメントを内蔵し、IoTセキュリティの強化に向けて、PSA Level2認証を取得。一般的なソフトウェア攻撃に対するセキュリティ基準を満たしている。
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