ルネサス エレクトロニクスは、通信規格IO-Linkに対応した4チャンネルマスターIC「CCE4511」と、IO-Link対応デュアルブリッジ抵抗センサーシグナルコンディショナーIC「ZSSC3286」を発売した。
nkに対応した4チャンネルマスターIC「CCE4511」と、IO-Link対応デュアルブリッジ抵抗センサーシグナルコンディショナーIC(SSC)「ZSSC3286」を発売した。既に量産を開始している。
CCE4511は、センサーやアクチュエーターをPLCなどの制御ネットワークに接続するゲートウェイとして機能する。4チャンネルに対応し、4ポートのIO-Linkマスターなら1チップ、8ポートのIO-Linkマスターなら2チップで対応できる。
高電圧に対応したインタフェースのほか、過電圧検出機能と過電流からの保護機能も備える。IO-Linkハードウェアフレームハンドラーを内蔵し、下位レイヤーの通信タスクをほぼ自動化することで、アプリケーションのパフォーマンスを向上できる。
最大動作温度は125℃で、過酷な産業環境にも対応。500mAの駆動電流を各チャンネルに供給する。8×8mmの56ピンQFNパッケージで提供する。
ZSSC3286は、センサー信号の高精度な増幅、デジタル化、センサー固有の補正に対応する。センサーのスイッチングやデジタル測定のため、IO-Link Smart Sensor Profileを実行するIO-Linkスタックを内蔵。不揮発性で再プログラム可能なメモリに格納した補正係数を活用し、32ビットArm CPUで補正アルゴリズムを実行して、センサーのオフセットや感度、温度ドリフト、非線形性のデジタル補正を実施する。
マイコンを内蔵していて、基板スペースを低減できる。分解能最大24ビットの並列A-Dコンバーター、測定スケジューラー、高度なシステム診断機能も装備。5×5mmの40ピンQFNパッケージのほか、WLCSPとしても提供する。
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