日本電波工業は、0.8×0.6mmサイズのセラミックパッケージを採用した水晶振動子「NX0806AA」を発表した。小型、低背サイズながら、共振子をできる限り大きくすることで低ESRを達成した。
日本電波工業は2025年1月、0.8×0.6mmサイズのセラミックパッケージを採用した水晶振動子「NX0806AA」を発表した。ワイヤレスイヤフォン、スマートウォッチ、補聴器など向けで、サンプル出荷を開始している。
同社で育成した高品質な原石を使用し、独自のフォトリソ微細加工技術で水晶片を高精度に加工した。これにより0.8×0.6×0.25mmの小型、低背サイズながら、共振子をできる限り大きくすることで低ESRを達成した。76.8MHz時のESRは21Ω(TYP値)で、消費電流を抑えることができる。
周波数範囲48〜60MHzと60〜160MHzの2種を用意し、−30〜+85℃の温度範囲で動作する。それぞれ、周波数許容偏差は±10ppm、±15ppm、周波数温度特性は±10ppm、±12ppm、ESRは最大60Ω、50Ωとなる。
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