村田製作所は、車載市場向けに、2012Mサイズの車載用積層セラミックコンデンサー「GCM21BE71H106KE02」を発表した。定格電圧50Vdcにおいて、静電容量10μFを達成している。
村田製作所は2025年6月、車載市場向けに、2012Mサイズの車載用積層セラミックコンデンサー「GCM21BE71H106KE02」を発表した。定格電圧50Vdcにおいて、静電容量10μFを達成している。既に量産を開始している。
同社独自のセラミック素子と薄層化技術を活用することで、2.0×1.25×1.25mmの小型サイズながら、定格電圧50Vdcにおいて、静電容量10μFを達成している。3216Mサイズで同静電容量、同定格電圧の同社従来品に比べ、実装面積を約47%低減した。同サイズ、同定格電圧の従来品と比較し、静電容量を4.7μFから約2.1倍大容量化した。
温度特性はEIA規格のX7Uに準拠し、−55〜+125℃の温度範囲で使用できる。車載標準電源ライン(12V)にも搭載可能で、自動運転(AD)や先進運転支援システム(ADAS)向けICの基板内の省スペース化とコンデンサーの員数削減に寄与する。
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