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AIサーバ向け 1200V/20AのSiCショットキーダイオード、Nexperia追加の保護回路は不要

Nexperiaは、最大定格1200V/20Aの炭化ケイ素(SiC)ショットキーダイオード「PSC20120J」「PSC20120L」の2種類をラインアップに追加した。AIサーバ、通信機器の電源ユニットなどでの利用を想定している。

» 2025年07月25日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 Nexperiaは2025年7月、最大定格1200V/20Aの炭化ケイ素(SiC)ショットキーダイオード「PSC20120J」「PSC20120L」の2種類をラインアップに追加したと発表した。電力負荷の大きな用途向けに設計していて、AIサーバ、通信機器、太陽光インバーターなどの電源ユニット(PSU)での利用を想定している。

「PSC20120J」「PSC20120L」のイメージ 出所:Nexperia

 温度依存性がほとんどない容量性スイッチングとゼロリカバリー動作を実現し、性能指数も優れている。スイッチング特性は電流やスイッチング速度の変動にほとんど依存せず、MPS(Merged PiN Schottky)構造を採用したことでピーク順方向電流(IFSM)が高く、サージ電流に対して堅牢性が高い。保護回路を追加せずに利用可能で、システムの小型化につながる。

表面実装とスルーホール実装への対応版を提供

 PSC20120Jのパッケージは、表面実装(SMD)型でリアル2ピンのD2PAK。PSC20120Lはスルーホール型でリアル2ピンのTO-247で提供する。いずれも175℃まで動作可能な熱安定性を備えていて、高電圧環境下での信頼性向上に寄与する。

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