ロームは、プリンタや搬送装置などの民生、産業機器向けアナログ近接センサー「RPR-0730」を発表した。発光素子にVCSEL、受光素子にフォトトランジスタを採用。0.1mm幅の微細線を識別できる。
ロームは2025年10月、プリンタや搬送装置などの民生、産業機器向けアナログ近接センサー「RPR-0730」の量産を開始した。サンプル価格は1個350円(税別)になる。
同製品は、反射型のフォトリフレクターだ。発光素子に指向性の高い垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)を採用した。受光素子にはアナログ出力のフォトトランジスタを採用。応答性能が10マイクロ秒になっている。
従来のLED光源では検出が難しかった、0.1mm幅の微細線を識別できる。デジタル出力タイプの同社従来品「RPR-0720」に続く製品で、複写機やラベルプリンタの印字検知、モーターやギアの回転検知など、素早いセンシングを要する用途に対応する。
検出距離は最大約10mmで、−30〜+85℃の環境下で動作する。外乱光を抑制する可視光カット樹脂を用いていて、工場や屋外など光環境の変化が大きい場所でも安定した検出が可能だ。パッケージサイズは2.0×1.0×0.55mmで、搬送装置内部や精密機器などの狭いスペースにも組み込める。
放熱性39%向上 ロームのTOLLパッケージSiC MOSFET
2012サイズで定格電力1.25Wのシャント抵抗器、ローム
低VF/低IRの保護用ショットキーバリアダイオード、ローム
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