SemiQは、1200V世代のSiC MOSFETファミリーを拡充し、低オン抵抗を実現したSOT-227モジュールを投入した。
SemiQは、オン抵抗が7.4mΩ、14.5mΩ、34mΩのSOT-227モジュールを追加し、1200V 第3世代SiC MOSFETファミリーを拡充したと発表した。ショットキーバリアダイオード(SBD)を同一パッケージに搭載するGCMSモデルや、内蔵ボディーダイオードを使用するGCMXタイプをそろえる。
これらのモジュールは、バッテリーチャージャー、太陽光発電用インバーター、サーバー用電源、エネルギー貯蔵ユニットなどの中電圧/高電力システム向けに設計されている。各デバイスは、1400Vを超える条件でのウエハーレベルのゲート酸化膜バーンイン試験と、最大800mJ(34mΩタイプは330mJ)までのアバランシェ試験を受けている。
7.4mΩの「GCMX007C120S1-E1」は、スイッチング損失を4.66mJ(ターンオン3.72mJ、ターンオフ0.94mJ)に低減、ボディーダイオードの逆回復電荷は593nCでだ。接合部−ケース間の熱抵抗は、7.4mΩ品で0.23℃/W、34mΩモジュールで0.70℃/Wだ。
全てのモデルで、ヒートシンクへ直接取り付け可能な堅ろうな絶縁バックプレートを備えている。サンプルおよび量産価格は要問い合わせ。
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