デモを実施する前に、モーター制御搭載製品の標準的な開発工程の流れをご説明をさせて頂きます。製品開発では「仕様策定〜ハードウェアの設計、製作」を行い、ソフトウェアを組み込んでのデバッグ、その後、無負荷での評価負荷評価を行います。
ここで言う負荷評価とは「制御対象物」を装着の評価のことです。アプリケーションが送風機の場合、モーターに回転するハネを装着した状態で評価を実施することです。今回は、負荷なしのモーター単体で動かす無負荷評価で動作を行います。
モーターを動作させるために必要な情報は、下記のようにデータシートに記載されています。今回使用するツールでも、初期設定時に極対数と定格電流の入力が必要です。またモーターを実際に動作させる際には、定格などが守られていることを確認したうえで、このような情報をソフトウェアに組み込む必要があります。
3_1. デモ環境の説明
デモを行うためには、事前に以下の準備物が必要です。評価ボードやツールに関して不明点がございましたらお問い合わせください。
デモの準備物
・ハードウェア関連
1. 評価ボード(RX24T搭載評価ボード)
2. E2エミュレーターLite
(ソフト書き込み用)
・ソフトウェア関連
3. モーター評価ツール
(Renesas Motor Workbench)
4. 書き込みツール
(Renesas Flash Programmer)
5. 統合開発環境(CS+)
6. 動作確認用サンプルソフト
・評価関連+その他
7. ブラシレスモーター
8. オシロスコープ
9. 電流プローブ
10. PC
11. USB miniBケーブル
12. 電源(24V)
3_2. オートチューニングとモーターの動作確認
モーター制御では、プログラムを急に停止するとPWM出力により大電流が流れ、インバータボードが破損する恐れがあるため、通常のようにブレークポイントを使ってマイコン内部の変数を確認できません。そのため、プログラムを実行しながら安全にデバッグを行う方法が必要です。全体の流れは大まかに記載しておりますが、ボリュームが大きくなるため詳細はリョーサン菱洋テクラボをご覧ください。
・全体手順
1. 評価ボードにオートチューニング用ソフトウェアを書き込む
2. 評価ボードと機材を接続し、電源を供給する
3. RMWツールの設定とオートチューニングを実行する
4. 抽出されたパラメータが出力されるため、動作確認用サンプルソフトに反映する
5. モーターを動作させる
本記事では、モーターの基礎知識や制御方式に加え、評価ボードを使用して実際にモーターを駆動させるまでの手順について解説いたしました。リョーサン菱洋テクラボには、モーター以外にもさまざまなテーマのコンテンツを掲載していますので、のぞいてみてください。
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