マイクロチップ・テクノロジーとマレリは、SDV向けディスプレイ接続ソリューションを発表した。生成した映像コンテンツを、オープン規格のASA-MLを介してディスプレイへ送信できる。
マイクロチップ・テクノロジーとマレリは2026年9月、ソフトウェア定義型自動車(SDV)向けのディスプレイ接続ソリューションを発表した。ASA(Automotive SerDes Alliance)が策定した車載ビデオコネクティビティのオープン規格「ASA-ML」を採用し、異なるベンダーの製品を組み合わせた車載ビデオ接続環境を構築できる。
同ソリューションでは、車両のセントラルコンピュータが生成したグラフィックやビデオをマイクロチップ・テクノロジーの「VS7000 ASA-ML」チップセットで処理し、標準規格に準拠した高速リンクでディスプレイに送信する。マレリはASA-MLデシリアライザーの設定や最適化を担っていて、標準化した映像ストリームをディスプレイ側で直接デコード可能にした。
カメラ映像やナビゲーションマップ、インフォテインメント用グラフィック、車両制御インタフェースなどをセントラルコンピュータから受信し、同期して表示可能。ディスプレイ側のシステム構成も簡素化できる。
セキュリティ面では、リンク層認証と通信チャネルに組み込んだ暗号化機能を組み合わせた。ロスレス通信と電磁ノイズへの耐性も備える。データレートは最大16Gビット/秒で、幅広い車載ディスプレイの要件に対応する。
時分割複信機能と簡素化した前方誤り訂正も内蔵。効率を最適化し、低消費電力化に寄与する。Ethernetを中心とする車載アーキテクチャへの移行も想定している。
ASA-MLを用いることで、複数ベンダーのコックピットシステムとディスプレイとの相互接続が可能だ。オープンなプロトコル仕様により、自動車メーカーはサプライヤー選定の自由度が向上する。
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