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高いラッチアップ耐性とESD耐性を実現、ADIの保証スイッチアナログ・デバイセズ ADG54xx

「ADG54xx」は、ラッチアップ耐性を高め、8kV HBM(人体モデル)ESD(静電破壊)規格にも対応できる保証スイッチである。産業機器や計測機器、プロセス制御システムなどの用途に向ける。

» 2013年12月11日 18時10分 公開
[EDN Japan]

 アナログ・デバイセズ(ADI)は2013年12月、ラッチアップ耐性を高め、8kV HBM(人体モデル)ESD(静電破壊)規格にも対応できる保証スイッチ「ADG54xx」を発表した。産業機器や計測機器、プロセス制御システムなどの用途に向ける。

 新製品は、シングルスイッチの「ADG5401」と「ADG5419」、デュアルスイッチの「ADG5421」と「ADG5423」の4製品。両電源で最大±22Vdsまたは単電源で+40Vddまで動作する高電圧産業機器のラッチアップを防止するための保証スイッチである。

保証スイッチ「ADG5401」の外観

 CMOSスイッチのNチャネルやPチャネルのトランジスタ間をトレンチ構造で絶縁分離することにより、あらゆる条件下でラッチアップ耐性を保証する。しかも、業界最高レベルの8kV HBMのESD規格も達成しているという。このような性能を実現したことで、機器への保護回路を追加しなくても、過電流による機器の故障を防止することができる。

 新製品はいずれも量産出荷中で、パッケージはシングルスイッチが8端子MSOPあるいはLFCSPで、デュアルスイッチが10端子MSOPあるいはLFCSPで供給される。価格(1000個購入時の単価)は、ADG5401が1.6米ドル、ADG5419が1.71米ドル、ADG5421とADG5423はいずれも1.85米ドル。

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