マイクレル・セミコンダクタ・ジャパンは、ピン・機能互換性がある高電圧(HV)同期整流式降圧スイッチングレギュレータ製品の「MIC28511」「MIC28512」「MIC28513」を発売した。4Aの出力電流と4.6〜70Vまでの広範な供給電圧を提供する。
マイクレル・セミコンダクタ・ジャパンは2015年4月9日、ピン・機能互換性がある高電圧(HV)同期整流式降圧スイッチングレギュレータ製品「MIC28511」「MIC28512」「MIC28513」を発売した。工業制御、電力計、通信、医療機器などの用途に向ける。
MIC28511/12/13は、同社独自のMOSFET技術「FETZilla」を搭載した高電圧同期降圧型ファミリとなる。4A(MIC28513)の出力電流と4.6〜70Vまでの広範な供給電圧(MIC28512)を提供し、スイッチも内蔵した。また、同社独自のHyper Speed ControlおよびHyper Light Loadアーキテクチャを採用したことで、高い入力電圧(低い出力電圧)オペレーションと超高速過渡応答を可能にした。これにより、必要とする出力キャパシタンスを軽減し、軽負荷効率が可能になるという。
出力電圧保証精度はいずれも±1%で、下限は0.8Vまで調整できる。スイッチング周波数は200kHz〜680kHzまで調整可能で、接合部動作温度範囲は−40〜125℃。他に、低電圧ロックアウトによる減電圧時のソリューションの確度向上や、突入電流を軽減する内部ソフトスタート、フォールドバック電流制限、「hiccup」モードによる短絡保護、サーマルシャットダウンなどの保護機能も備えた。
パッケージは3×4mmの24ピンFCQFNで、1000個購入時の単価はそれぞれ1.49米ドル/1.85米ドル/1.42米ドルとなる。
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