マイクレル・セミコンダクタ・ジャパンは、低消費電力のRFレシーバ「MICRF229」「MICRF230」を発売した。スーパーヘテロダイン方式を採用し、OOK/ASKのデジタル変調に対応している。
マイクレル・セミコンダクタ・ジャパンは2015年4月、低消費電力のRFレシーバ「MICRF229」「MICRF230」を発売した。継続的なデータ受信時でも、消費電流を6mA以下に低減するため、リモートキーレスエントリー(RKE)、駐車場ドアの開閉、ホームオートメーションなどの低消費電力・低データレートの用途に対応するという。
MICRF229/MICRF230は、スーパーヘテロダイン方式を採用し、OOK/ASKのデジタル変調に対応している。周波数域は400〜450MHzで、3.5〜5.5Vの間で動作。データ転送速度は1kbps、受信感度は−112dBmとなる。
MICRF229は、自動ポーリング機能により、消費電力を0.5mW以下に低減できる。同時に、マイクロコントローラーのスリープ中にレシーバーが定期的に起動し、有効シグナルかどうかのポーリング処理を行うという。
MICRF230は、オプションとして、有効ビットが検知されるまでデータ出力を禁止するスケルチ機能を備えた。これにより、マイクロコントローラーを低電力シャットダウンモードで維持でき、供給電流を0.5μA程度に抑制し、電力を節約できる。
動作温度範囲はいずれも−40℃〜105℃で、16ピン4.9mm×6.0mmのQSOPパッケージで提供。1000個ロット時の単価は1.6米ドルからとなる。
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