バイコージャパンは、超小型・高効率絶縁型DC-DCコンバータ電源「DCMシリーズ」を発売した。独自のスイッチング技術に新たなパッケージング技術を併せることで、大電力化、高効率化、小型化を可能にした。
バイコージャパンは2015年5月12日、超小型・高効率絶縁型DC-DCコンバータ電源「DCMシリーズ」を発表した。独自のスイッチング技術に新たなパッケージング技術を併せることで、大電力化、高効率化、小型化を可能にした。
DCMシリーズは、独自のパッケージング技術「ChiP」(Converter housed in Package)を採用。高密度インターコネクト(HDI)基板の表裏双方に半導体部品・磁性体部品を対称的かつ均等に実装したことで、効果的に両面放熱ができる。また、従来の約1/6となる実装面積で、10倍の電力密度(最大76W/cm3)を可能にした。これらの機能により、熱抵抗が低く、柔軟な放熱管理が可能になるという。
入力電圧は24/28/48/270/290/300Vdcで、出力電力は最大600W。過電圧、過電流、低電圧、出力短絡、過熱などの保護機能を内蔵している。47.91×22.8×7.26mmの4623パッケージと38.72×22.8×7.26mmの3623パッケージで提供され、産業機器、通信機器、EV/HEV車載機器、防衛関連機器などの用途に対応する。
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