IDTは、クロックジェネレータの低電力PCI Express(PCIe)に、6出力と8出力の3.3 Vクロックジェネレータ「9FGL06」「9FGL08」を追加した。従来のPCIeクロックデバイスの約1/5の電力となる約100mWで動作する。
IDTは2015年6月、クロックジェネレータの低電力PCI Express(PCIe)に、6出力と8出力の3.3Vクロックジェネレータ「9FGL06」「9FGL08」を追加したと発表した。従来のPCIeクロックデバイスの約1/5の電力となる約100mWで動作し、PCIe Gen 1/Gen 2/Gen 3に準拠した。
9FGL06/9FGL08は、出力ごとの出力インピーダンス構成により、外部終端コンポーネントがなくても、1つの部品をさまざまなインピーダンス環境で使用できる。SoC対応デバイスは、次世代のPCIe Gen4仕様を想定。PCIe Gen3仕様の位相ジッター要件を上回るため、3ps rms未満(12k〜20M)の位相ジッターを必要とするアプリケーションにも対応するという。
さらに、同社のPCIeクロックジェネレータ「1.5V 9FGUシリーズ」「1.8V 9FGVシリーズ」とはピン互換が可能。パッケージは5×5mmおよび6×6mmと小型で、また統合された終端抵抗により、基板面積を最大で90%削減できる。
9FGL0/9FGL08は既に出荷を開始しており、同社では今後、2出力の「9FGL02」、4出力の「9FGL04」を2015年第3四半期に出荷する予定だ。
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消費電力と専有面積を最大90%削減、PCIeタイミング製品に1.5V品追加Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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