日本TIは、24ビット分解能で圧力、張力、流量、液面レベルなどを計測する、抵抗型圧力センサー・シグナル・コンディショナ「PGA900」を発表した。24ビットA-Dコンバータを2個統合し、高性能の信号収集機能を備えた。
日本TIは2015年6月、24ビット分解能で圧力、張力、流量、液面レベルなどを高速かつ精密に計測する、抵抗型圧力センサー・シグナル・コンディショナ「PGA900」を発表した。プログラマブル・コアを統合し、さまざまな抵抗ブリッジ計測アプリケーションに対し、柔軟な直線補正や温度補償機能を提供するという。
PGA900は、24ビットA-Dコンバータと14ビットD-Aコンバータ、プログラム可能なコア、電源管理、複数の出力インタフェースをワンチップに集積している。24ビットA-Dコンバータを2個統合したことで、高性能の信号収集機能を備えた。また、最大で10ppm/℃の低ドリフト電圧リファレンスを内蔵し、−40〜150℃の動作温度範囲で高精度の信号補正が可能。電源電圧範囲は3.3〜30Vで、電源管理回路を集積したことで、設計を簡素化できる。
さらに、ARM Cortex-M0コアを統合しており、ユーザーは温度補償と直線性補正のアルゴリズムをプログラムできる。電源ピン経由のOne-Wireインタフェースで通信、設定、校正が可能で、追加の信号線も必要ない。
1000個受注時の単価は4.50米ドルで、6×6mmのVQFNパッケージで提供する。PGA900の評価モジュール(EVM)は249米ドル。
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