ラティスセミコンダクターは、USB Type-CポートコントローラICファミリとして、新たに3製品を追加した。実装面積、コスト、消費電力などの効率を高めたICで、スマートフォンやノートPC、周辺機器などの用途に向ける。
ラティスセミコンダクターは2015年8月、USB Type-CポートコントローラICファミリとして、新たに3製品を追加した。実装面積、コスト、消費電力などの効率を高めたIC製品である。スマートフォンやノートPC、周辺機器などの用途に向ける。
新製品は、「Sil7012」、「Sil7013」及び「Sil7014」である。Sil7012とSil7013は、USB Type-Cコネクタ上で構成チャンネル(CC)とバイフェーズマークコード(BMC)メッセージングを検出してデコードを行うための機能を1チップに集積した。ディスクリート部品を不要とした。これらのUSB Type-CポートコントローラICは、既存のアプリケーションプロセッサやマイクロコントローラと組み合わせて用いることができるため、コスト低減につながるシステム設計が可能となる。
Sil7014は、USB Type-Cでディスプレイポート(DisplayPort)を実装する場合に必要となる補助チャンネル(AUX)とホットプラグ検出(HPD)信号をサポートしている。また、Sil7013とSil7014は、複数のType-Cポートに対応することができる。
パッケージは、Sil7012が外形寸法1.9×1.9mmの16端子CSP、Sil7013とSil7014は、3×3mmの24端子QFNでそれぞれ供給する。
ラティスセミコンダクターは、USB Type-CポートコントローラICファミリとしてすでに、4製品を供給している。今回、新設計の3製品を追加したことで、新たな用途開拓を加速していく方針である。
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