東芝は、車載用マイコンシステム向けに、汎用5V定電圧システム電源IC「TB9005FNG」「TB9021FNG」の量産出荷を開始した。各種マイコン監視機能を搭載し、車載システムの安全性が向上するという。
東芝は2015年8月、車載用マイコンシステム向けに、汎用5V定電圧システム電源IC「TB9005FNG」「TB9021FNG」の量産出荷を開始した。各種マイコン監視機能を搭載し、車載システムの安全性が向上するという。
TB9005FNGは、外付けのパワートランジスタと接続することで、1A以上の出力が可能。これにより、大電流出力が必要とされる車載マイコンシステムに対応できる。出力電圧は5.0V±0.15Vで、スタンバイ電流は90μA(typ)となる。
TB9021FNGは、パワートランジスタを内蔵。0.2Aの出力が可能で、部品点数の削減とシステムの簡素化ができるという。出力電圧は5.0V±0.1Vで、スタンバイ電流は30μA(Typ.)。クロック信号が異常高速になった場合には、感知してリセットすることができる。
TB9005FNG/TB9021FNGとも、低消費電力の微細BiCDプロセスを使用している。動作電源電圧範囲は6〜18V、動作温度範囲は−40〜125℃で、パッケージはTB9005FNGがSSOP-20-P-225-0.65A、TB9021FNGがHTSSOP16となる。
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