VIA Technologiesは、組み込み用マルチメディアモジュール「VIA ETX-8X90-10GR」を発表した。ETX規格に準拠し、1.06GHz動作のVIA Eden X1 E-SeriesプロセッサとVIA VX900メディアシステムプロセッサを搭載しているという。
VIA Technologiesは2016年4月、組み込み用マルチメディアモジュール「VIA ETX-8X90-10GR」を発表した。VIA Eden X1プロセッサを使用し、標準ISA/PCIに対応したことで、旧来の拡張カードとの互換性も備えている。
VIA ETX-8X90-10GRは、最大4GバイトのDDR3メモリに対応し、18/24ビットデュアルチャンネルLVDSディスプレイ規格をサポートしている。サイズは114×95mmで、ETX(Embedded Technology eXtended)規格に準拠し、1.06GHz動作のVIA Eden X1 E-SeriesプロセッサとVIA VX900メディアシステムプロセッサを搭載。VC1/WMV9/MPEG-2/H.264など高負荷なハードウェアアクセラレーションにも対応した。
他に、最大解像度2560×1600ピクセルのVGAポート、USB 2.0、mini USBポート、PCI、ISAバス、SATAポート、IDE、COMポート、10/100BASEイーサネットなどのインタフェースも搭載。Microsoft Windows7/XP、WindowsCE 6.0、WES 7が動作し、ほとんどのLinuxディストリビューションに対応している。
同社では、マルチI/O評価用ボードを含む「VIA ETX-8X90 Starter Kit」も提供しており、開発時間を短縮できるとしている。
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