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高帯域通信システム用RFアナログ可変利得アンプIDT F2480

IDTは2017年5月、次世代の高帯域幅通信システム向けに、広範囲な利得に対して高い直線性を維持するRFアナログ可変利得アンプ「F2480」を発表した。

» 2017年05月19日 09時00分 公開
[EDN Japan]

最大利得36dBの利得範囲を提供

 IDTは2017年5月、次世代の高帯域幅通信システム向けに、広範囲な利得に対して高い直線性を維持するRFアナログ可変利得アンプ「F2480」を発表した。可変バルブ機構(VVA)と独自技術によるRFアンプをパッケージにしたもので、マルチモードやマルチキャリアレシーバー、3Gや4Gの基地局、ポイントツーポイント(Point to Point)、公共安全インフラ、デジタル無線通信システムなどに活用できる。

RFアナログ可変利得アンプ「F2480」

 F2480は、送信パスと受信パスの両方で使用できる。4つのRFポートを備え、ピンアウトは400M〜3000MHzの増幅範囲と50M〜6000MHzの減衰範囲で複数のラインアップ構成をサポートする。全体として標準12dB、カスケードされた最大利得36dBの連続的な利得範囲を提供する。外部ピン接続により、必要な順に製品をカスケード接続することも可能だ。

 VVAは全減衰範囲でdBリニア減衰調整特性と優れたIP3性能を維持し、RFアンプは900MHz時に+41.5dBmのOIP3性能を備えている。内部でデバイスをマッチングするため、外付けの調整部品の必要がない。

 消費電流は106mA、ノイズフィギュアは4.3dB。また、システムのPCB損失の影響を打ち消す、正のアンプ利得スロープと周波数特性を備えた。

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