シリコン・ラボラトリーズは、IoT(モノのインターネット)向けのPoE(Power over Ethernet)パワーデバイスインタフェース「Si3406x」「Si3404」ファミリーを発表した。
シリコン・ラボラトリーズは2018年3月、IoT(モノのインターネット)向けのPoE(Power over Ethernet)パワーデバイスインタフェース「Si3406x」「Si3404」ファミリーを発表した。
Si3406x、Si3404ファミリーは、高電圧のコンポーネントを単一チップに搭載。PoE+(IEEE802.3at)をサポートし、90%を超える高効率な電力変換オプションを提供する。堅牢なスリープ、ウェイク、LEDサポートモードを備え、EMI耐性にも優れている。
Si3406xには、PoE+パワーデバイス用途に要求される電力管理や制御機能が統合され、10、100、1000BASE-Tイーサネット接続で供給される高電圧を低電圧出力に調整できる。
さらに、ダイオードブリッジと過渡サージサプレッサーを搭載し、RJ-45コネクターに直接接続できる。レギュレーターのスイッチング周波数を外部抵抗器の値によって調整し、望ましくない高調波を簡単に回避することが可能となる。統合された同期ドライバーによって2次側FETを制御でき、電力変換効率が向上した。PSE(Power Sourcing Equipment)スイッチとの接続は、自動電源維持シグネチャ機能によってスリープモードでも維持できる。
電流モード制御のスイッチングレギュレーターは、複数の絶縁型と非絶縁型電源トポロジーをサポート。レギュレーターは統合された電源スイッチングFETによって補完される。
Si3406xはロープロファイル仕様の5×5mmQFPパッケージ、Si3404はロープロファイル仕様の4×4mmQFNパッケージで提供され、両製品向けに評価キットも用意している。
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