サイレックス・テクノロジーは、メッシュ型の無線LANネットワーク環境を自律的にに構築し、搭載機器同士をシームレスに接続する、CPU搭載型メッシュWi-Fi組み込みモジュール「MNS-300EM」を発売した。
サイレックス・テクノロジーは2019年3月、CPU搭載型メッシュWi-Fi組み込みモジュール「MNS-300EM」を発売した。メッシュ型の無線LANネットワーク環境を自律的に構築し、搭載機器同士をシームレスに接続する。
MNS-300EMは、IEEE 802.11acに対応する無線LANモジュール「SX-SDMAC」に、CPUは528MHzのi.MX6ULL Arm Cortex-A7、32MバイトのROM、128MバイトのRAM、2つのMHFコネクターを備える。OSはLinuxで、特許出願中のWi-Fiメッシュネットワーク技術や無線LANドライバ、エンタープライズセキュリティサプリカントなどのソフトウェアも搭載している。
動作モードとして、メッシュポイントモードと無線LAN子機モードを搭載。この2種類を自動で切り替える機能を持つ。また、イーサネットやシリアル搭載機器にボードコネクターを介して組み込むだけで、広い範囲でターゲット機器のデータ通信が可能になる。
メッシュネットワーク設定は5つ保存可能で、保存されているプロファイルを自動で切り替えられる。このため、設定変更をしなくても複数のメッシュ型無線LAN機能を構成できる。
また、マルチホップ対応により、最大32台の機器を多段かつ複数の経路で接続して遠くまでデータを伝送できる。他に、シリアル(RS-232C)や有線LAN機器の無線化機能、Bluetoothを活用して、手が届きにくい場所や通信エリア外の機器を容易に変更できる専用の設定機能を持つ。
外形寸法は30×55×11mm、重量は9.5g。動作電圧は5Vで、消費電流は2.4GHzでは送信時が720mA、受信時が550mA、5GHzでは送信時830mA、受信時330mAになっている。
60GHz対応のミリ波帯RFアンテナモジュール
Wi-Fi/Bluetooth同時接続を搭載したマルチ無線ゲートウェイ
消費電力が半減するWi-Fiソリューション
最大500MHzを収録、GNSSアプリ向けRF信号の収録再生機
11nと11acに対応した無線LANアクセスポイント
4種の無線規格に対応したIoT機器開発ボードCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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