LoRaWAN/Wi-Fi対応のIoT向けNode Module : 菱洋エレクトロ IoTシステムPoC用Node Module
菱洋エレクトロは、LoRaWANとWi-Fiに対応した「IoTシステムPoC用 Node Module」を開発した。十数種類の「Grove」センサーに対応し、接続した複数のセンサーのデータを迅速に取得できる。
菱洋エレクトロは2019年6月、LoRaWANとWi-Fiに対応した「IoT(モノのインターネット)システムPoC(Proof of Concept)用 Node Module」を開発したと発表した。十数種類の「Grove」センサーに対応し、接続した複数のセンサーのデータを迅速に取得できる。
各種センサーに対応したベースボード(共通)と、LoRaWANやWi-Fiを選択可能な通信基板の2ユニットで構成される。汎用コネクターを搭載しており、ユーザーの開発環境へ通信基板を接続することも可能だ。また、PoC途中でも、センシング機能を変更、追加できる。
「IoTシステムPoC用 Node Module」
センサーアプリソフトウェアを実装済みで、接続するだけで複数のセンサーデータを取得できる。ソフトウェア開発の必要はない。
周波数は、LoRaWANが860M〜930MHz、Wi-Fiが2.4GHzに対応。温度、湿度、圧力、加速度、照度などのセンサーをサポートし、I2 C、SPI、UART、GPIO、アナログなどのインタフェースを搭載している。
サイズは70×35×105mmで、−10〜+60℃の温度範囲で動作する。バッテリー駆動(約1年の連続使用が可能)と外部電源に対応する。なお、LoRaWAN対応品は村田製作所のLoRaモジュール「CMWX1ZZABZ-078」を使用する。
一般的なIoTプラットフォームの概念
ソニー独自のLPWA規格ELTRES対応の通信モジュール
ソニーは、IoT向け通信モジュール「CXM1501GR」を商品化した。BPSK変調LSI、GNSS受信LSI、外付けアンテナとのインピーダンス整合を行う回路などを内蔵し、同社が独自開発したLPWA(Low Power Wide Area)通信規格ELTRESに対応している。
高いRF機能を備えたIoT接続プラットフォーム
シリコン・ラボラトリーズは、Wireless GeckoポートフォリオのRF機能とマルチプロトコル機能をベースにした、新しいIoT(モノのインターネット)接続プラットフォーム「Wireless Gecko Series 2」を発表した。
LTE-M、NB-IoT接続プラットフォーム
ジェムアルトは、クアルコム・テクノロジーズの「Qualcomm9205 LTE IoTモデム」を基盤とする「Cinterion LPWAN IoTモジュールプラットフォーム」を発表した。単一の小型IoTモジュールから、LTE-M/NB-IoT接続をサポートする。
Wi-Fi/Bluetooth同時接続を搭載したマルチ無線ゲートウェイ
ユーブロックスは、Wi-FiとデュアルモードBluetoothの同時接続をサポートする、マルチ無線ゲートウェイモジュール「NINA-W15」を発表した。Wi-Fi(IEEE 802.11 b/g/n)とBluetooth Low Energy、Bluetooth BR/EDRを同時にサポートする。
セルラー通信機能搭載IoT機器開発パッケージ
STマイクロエレクトロニクスは、セルラー通信機能を持つIoT(モノのインターネット)機器用の開発パッケージ「STM32 Discovery Pack」を発売した。STM32マイコンを搭載した機器に最新の通信機能を容易に実装できる。
IoT向け低電力型Wi-Fiモジュールとトランシーバー
シリコン・ラボラトリーズは、アンテナを内蔵したシステムインパッケージ(SiP)モジュール「WFM200」とトランシーバー「WF200」を発表した。Wi-Fiポートフォリオの新製品で、IoT向けWi-Fiデバイスの電力消費を半減する。
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