補償、増幅有りのマイクロフォースセンサー:日本ハネウェル FMAシリーズ
日本ハネウェルは、補償および増幅有りのマイクロフォースセンサー「FMA」シリーズを発売した。ASICを内蔵しており、オフセットや感度、温度特性、リニアリティを補正する。
日本ハネウェルは2020年7月、補償および増幅対応のマイクロフォースセンサー「FMA」シリーズを発売した。ピエゾ抵抗ベースの力センサーで、規定フルスケールフォーススパンと温度範囲において、荷重をレシオメトリックでデジタル出力する。
マイクロフォースセンサー「FMA」シリーズ
ISO 9001規格に準拠し設計、製造。動作荷重範囲は5N、15N、25Nから選択できる。出力はSPIまたはI2C。機械的に結合された金属製の球体表面に負荷される力に対して、正比例な安定出力を提供する。ASICを内蔵しており、オフセットや感度、温度特性、リニアリティを補正する。
動作温度および保管温度は−40〜+85℃で、温度補償範囲は5〜50℃となる。電源電圧は3.3Vdcまたは5.0Vdc、消費電力は14mW、精度は±2%FSS(標準値)。また、内部診断機能を備え、センサー内部の電気経路のオープン、ショートを検出できる。
パッケージサイズは5×5mmで、ポケットテープとリール梱包で提供する。携帯型を含む輸液ポンプや経腸栄養ポンプ、腎臓透析機などの医療分野向け、負荷および圧縮感知、タッチパネル、ロボット機器、重量測定など工業分野向けの用途を見込む。
- 小型の防水、防じん、防湿デジタル気圧センサー
インフィニオン テクノロジーズは、圧力/温度を測定できる小型のデジタル気圧センサー「XENSIV DPS368」の提供を開始した。誤差±2cmの高精度と低消費電力により、高度、気流、体の動きを正確かつ効率的に測定する。
- 車載、IoT機器用の小型MEMS圧力センサーダイ
TDKは、±0.35%の長期精度安定性を備えた小型MEMS圧力センサーダイを発表した。1×1×0.4mmの「C33」シリーズと0.65×0.65×0.24mmの「C39」シリーズの2種で、車載機器やIoT(モノのインターネット)機器、民生機器に適している。
- 車載用高速モーター向けポジションセンサー
amsは、車載用高速モーター向けポジションセンサー「AS5147U」「AS5247U」を発表した。最大2万8000回転/分までのモーターで使用でき、低ノイズでの位置測定と高精度なリアルタイム角度測定が可能だ。AEC-Q100のグレード0に準拠する。
- ASIL-D対応の6軸3D MEMS慣性力センサー
村田製作所は、ASIL-Dに対応した6軸3D MEMS慣性力センサー「SCHA600」シリーズを発表した。衛星測位システム単独では測位が難しい、トンネル内などの車両位置も誤差数十cmレベルで検知するため、ADASや自動運転用途に適している。
- 機械学習用コアを搭載したモーションセンサー
STマイクロエレクトロニクスは、機械学習用コアを搭載したモーションセンサー「ISM330DHCX」「LSM6DSRX」を発表した。歩数や衝突回数、回転数などの計測をマイコンの1000分の1の消費電力で処理できる。
- 電気モーター向け誘導型ポジションセンサー
amsは、自動車や産業用の高速電気モーター向けのインダクティブポジションセンサー「AS5715」を発表した。ISO 26262機能安全性規格に準拠し、既にサンプルの受注を開始している。
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