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10MHzクロック出力の光結合型ΔΣモジュレータールネサス RV1S9353A

ルネサス エレクトロニクスは、産業オートメーション向けの光結合型デルタシグマモジュレーター「RV1S9353A」を発売した。入力したアナログ電圧を1ビットのデジタルデータに変換できる。

» 2020年08月14日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ルネサス エレクトロニクスは2020年7月、産業オートメーション向けの光結合型デルタシグマ(ΔΣ)モジュレーター「RV1S9353A」を発売した。1000個購入時の単価は2.41米ドル(税別)。ロボットコントローラーや製造装置に用いられるACサーボ、NCサーボなどでの利用を見込む。

光結合型デルタシグマモジュレーター「RV1S9353A」

アナログ電圧を1ビットのデジタルデータ列に変換

 高精度のデルタシグマA-Dコンバーターを内蔵し、入力したアナログ電圧を1ビットのデジタルデータ列に変換する。有効ビット数は標準13.8ビット。入力オフセット電圧温度ドリフトを最大2.5μV/℃に抑え、セットでのオフセット補正を容易にした。

 クロック出力は10MHzで、信号対雑音比(SNR)は標準85dB。入力抵抗が標準500kΩと高く、電流検知と電圧検出を両立することで設計を簡素化できる。基準電圧の許容範囲は±0.5%、瞬時同相除去電圧(CMR)は標準25kV/μs、動作周囲温度範囲は−40〜+110℃となる。

 パッケージは8ピンのSDIPを採用し、ピンピッチは1.27mmとなる。デジタルフィルターを内蔵したマイコンやSoC(System on Chip)、FPGAに直接接続できる。

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