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6Gビット/秒対応の車載カメラ用同軸コネクターホシデン CMS2329

ホシデンは、高速デジタル信号の伝送向けに、車載カメラ用フローティング機構付き同軸コネクター「リアケースAssy(品番:CMS2329)」を発表した。次世代SER/DESの高速信号伝送に対応する。

» 2021年02月18日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ホシデンは2021年1月、高速デジタル信号の伝送向けに、車載カメラ用フローティング機構付き同軸コネクター「リアケースAssy(品番:CMS2329)」を発表した。6Gビット/秒の高速信号伝送が可能で、次世代のSER/DES(SERializer/DESerializer)に対応する。

独自のフローティング構造で、嵌合時の位置ズレを吸収

 独自のフローティング構造により、基板側のレセプタクルとの嵌合(かんごう)の位置ズレを吸収する。水平(XY)方向は接続部中心から半径0.4mm以内、垂直(Z)方向は±0.5mmの位置ズレに対応できる。

 プラグ部分には、全周囲に継ぎ目のないGNDシェル構造と、リアケース内部を遮蔽(しゃへい)する独自構造のシールドケースを採用していて、EMC特性に優れる。

車載カメラ用フローティング機構付き同軸コネクター「CMS2329」

 信号出力側の嵌合部形状はISO 20860に準拠し、FAKRAコネクターとの嵌合も可能だ。同社の小型レセプタクル「CMS2200」と組み合わせると、基板占有面積の省スペース化に貢献する。

 また、パッキンを使用した単体防水構造を持つ。定格電圧はDC60V、定格電流は1A、基準インピーダンスは50Ω。使用温度範囲は−40〜+85℃で、4GHzまでの周波数に適合する。現在、サンプルを提供中で、外形寸法は25×25×17.5mmとなっている。

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