京セラは、車載向けに、0.5mmピッチ高速伝送対応フローティング基板対基板コネクター「5652」シリーズを製品化し、サンプル出荷を開始した。伝送速度が16Gビット/秒で、XY方向に±0.85mm可動する。
京セラは2021年1月、車載向けに、0.5mmピッチ高速伝送対応フローティング基板対基板コネクター「5652」シリーズを発表した。サンプル出荷を順次開始し、初年度は販売数量50万個を目標としている。
伝送速度は16Gビット/秒で、高速伝送規格のPCIe Gen 4やUSB3.1 Gen 2などに対応している。特性インピーダンスのターゲットを85〜100Ωとしたことで、さまざまな高速伝送規格に対応する。
0.5mmピッチながら、XY方向に±0.85mm可動し、筐体内部の基板取り付け位置や実装でのずれを吸収する。F/P(フローティング量/ピッチ)は170%で、可動時に生じるはんだ部の応力を緩和し、信頼性を高めている。
嵌合高さは14〜30mm、基板間高さ許容量はZ方向±0.75mm。使用温度範囲は−40〜+125℃となっており、車載機器に適する。
なお同社は、フローティング基板対基板コネクター製品群のブランド名を「FloXY(フロクシー)」とした。今後も同ブランドのラインアップ拡充を図る。
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