400GE対応のネットワーク検証システム:キーサイト AresONE-S 400GE
キーサイト・テクノロジーは、ネットワーク機器やデータセンター環境検証用のテストシステム「AresONE-S 400GE」を発表した。400GEと低速のネットワークおよびデバイスを組み合わせた環境の検証が可能になる。
キーサイト・テクノロジーは2021年3月、ネットワーク機器やデータセンター環境検証用のテストシステム「AresONE-S 400GE」を発表した。400GE(ギガビットイーサネット)と低速のネットワーク、デバイスを組み合わせた環境の検証が可能になる。
同システムは、6.4Tビット/秒の負荷やストレストラフィックにより、複数のイーサネット速度においてデータ伝送エラーの検出やデバッグを実行する。また、複数のシステムを同期することで、25.6Tビット/秒のネットワーキングデバイスや機器を単一のテストシステムとして検証できる。
同システムの固定シャーシは2ラックになっていて、16ポートと8ポートの2種類のオプションを選択可能。8ポートシャーシで4ポート、16ポートシャーシで8ポートを購入することで、低ポート数のテストにも対応できる。
テストシステム「AresONE-S 400GE」
レイヤー2〜3のプロトコルエミュレーションプラットフォーム「IxNetwork」も搭載。ネットワーキングプロトコルや、データプレーントラフィックの多様なリストを備えたエンドツーエンドテストにより、ネットワークインフラの性能を検証する。
テストプラットフォームは、400/200/100/50GE PAM4(パルス振幅変調レベル4)および、100/50/40/25/10GE NRZ(非ゼロ復帰)に対応。従来の100GE NRZから400GE PAM4などへの移行に際し、双方のエンコーディングを検証できる。
- PCIe Gen 5およびCXL対応のアナライザー
テレダイン・ジャパンは、PCIe 5.0およびCXL対応のプロトコルアナライザー「Summit T516」を発表した。転送速度は32GT/秒で、レーン幅は最大x16、バッファーメモリは256Gバイトとなっている。
- 5種類の測定器搭載、ハンドヘルドオシロスコープ
ローデ・シュワルツ・ジャパンは2016年1月、5種類の測定器を1つの筐体に搭載した、絶縁型ハンドヘルドオシロスコープ「R&S Scope Rider」を発表した。
- HDMIおよびDisplayPort対応のテスト機器
テレダイン・ジャパンは、プロトコルの機能テストからコンプライアンステストまで対応するテスト機器「quantumdata M41h」「quantumdata M41d」を発表した。HDMIおよびDisplayPortに対応する。
- CAN FD制御回路とトランシーバー内蔵の車載向けSBC
日本テキサス・インスツルメンツは、CAN FD用コントローラーとトランシーバーを内蔵した、車載向けシステムベーシスチップ「TCAN4550-Q1」を発表した。SPIを使用し、CAN FDインタフェースの実装やCAN FDバスポート数を増設できる。
- 40/100GbEが抱えるテスト技術の課題
実用化に向けて着々と標準化が進む40/100GbE。すでに多くのメーカーがこれらの規格に対応する製品を開発し、販売を開始している。そうした製品のテストには、10GbEに使われている技術を応用できるが、一部では新しい方法や装置が必要となる。本稿では、特にテストに関して、新たに要求されるであろう事柄についてまとめる。
- インターコネクト試験/検証に対応するアナライザー
テレダイン・ジャパンは、4ポートの高速インターコネクトアナライザー「WavePulser 40iX」を発表した。PCI Express、HDMI、USB、SAS、SATAなどの高速シリアルプロトコル用の相互接続検証やケーブルの特性評価/解析を1台で提供する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.