価格を抑えた2チャンネル任意波形発生器:テレダイン T3AFGシリーズ
テレダイン・ジャパンは、テストツールの任意波形発生器「T3AFG」シリーズに、デュアルチャンネルの「T3AFG30」「T3AFG60」を追加した。出力周波数は、T3AFG30が30MHz、T3AFG60が60MHzだ。
テレダイン・ジャパンは2021年7月、テストツールの任意波形発生器「T3AFG」シリーズに、デュアルチャンネルの「T3AFG30」「T3AFG60」を追加した。価格は、T3AFG30が13万2000円、T3AFG60が17万6000円(いずれも税込)
任意波形発生器「T3AFG」シリーズ
出力周波数は、T3AFG30が30MHz、T3AFG60が60MHz。サンプリングレートは150Mサンプル/秒で、14ビットの垂直電圧分解能、最大±20Vの出力電圧、1チャンネル当たり16kポイントの波形メモリ、4.3インチのタッチパネルを備える。
立ち上がり時間と立ち下がり時間は、任意の周波数で最小16.8ナノ秒、最大22.4秒に個別に設定できる。バーストモードやスイープモードを搭載し、スイープ出力キャリアは、正弦波形、方形波形、ランプ波形、任意波形から設定可能だ。
変調タイプは、AM、FM、PM、FSK、ASK、PSK、PWM、DSB-AMなど幅広く対応。低ジッタ設計により、エッジ安定性を備えた波形を生成し、回路設計の信頼性向上に貢献する。
T3AFGシリーズは、既に1チャンネル製品2種(周波数5MHz、10MHz)、2チャンネル製品6種(40MHz、80MHz、120MHz、200MHz、350MHz、500MHz)がラインアップされている。今回追加した2種は、従来品の基本仕様を踏まえつつ性能を絞ることで、価格を抑えている。
- オシロスコープと任意波形発生器の新製品
テレダイン・ジャパンは、テストツールの新製品として、帯域幅100M〜500MHzのオシロスコープ「T3DSO2000A」シリーズ4機種と、帯域幅200M〜500MHzの任意波形発生器「T3AFG」シリーズ3機種を発表した。
- 15.6インチディスプレイ搭載オシロスコープ
テレダイン・レクロイは、オシロスコープの新機種「HDO6000B」シリーズを発表した。15.6インチ、1920×1080ピクセルの高解像度ワイドスクリーンディスプレイを搭載するほか、4K外部モニターにも対応する。
- 光アイソレーション型オシロスコープ用プローブ
テクトロニクスは、第2世代のIsoVu光アイソレーション型オシロスコープ用プローブ「TIVP」シリーズを発表した。インバーターやモータードライブなどパワーシステム設計における絶縁測定に適する。
- 最大10GHz帯域で4〜8チャンネルに対応オシロスコープ
テクトロニクスは、4、6、8チャンネルに対応した最大10GHz帯域のオシロスコープ「6シリーズB MSO」を発表した。最大で50ギガサンプル/秒のサンプルレートを有しており、高性能設計の信号を測定できる。
- 入門者向けデジタルオシロスコープ
テクトロニクスは、デジタルオシロスコープの新製品「TBS1000C」シリーズを発表した。操作性に配慮し、教育支援ツールを多数搭載する同製品は、入門機としてベンチ作業から教育現場まで利用できる。
- 負荷電力300W、1kW対応の直流電子負荷装置
TDKラムダは、直流電子負荷装置「SFL」シリーズを発売した。ゼロVから電流がリニアに変化し、高速応答に対応する。負荷電力が300Wまたは1kW、電圧が120Vまたは500Vの4種類を用意する。
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