オシロスコープと任意波形発生器の新製品:テレダイン T3DSO2000Aシリーズ、T3AFGシリーズ
テレダイン・ジャパンは、テストツールの新製品として、帯域幅100M〜500MHzのオシロスコープ「T3DSO2000A」シリーズ4機種と、帯域幅200M〜500MHzの任意波形発生器「T3AFG」シリーズ3機種を発表した。
テレダイン・ジャパンは2020年9月、テストツールの新製品として、オシロスコープ「T3DSO2000A」シリーズ4機種と、任意波形発生器「T3AFG」シリーズ3機種を発表した。価格は、T3DSO2000Aシリーズが50万〜97万円、T3AFGシリーズが38万〜109万円(各税別)。
オシロスコープ「T3DSO2000A」シリーズ(左)と任意波形発生器「T3AFG」シリーズ(右)
オシロスコープのT3DSO2000Aシリーズは、4チャンネルで帯域幅100MHzの「T3DSO2104A」、200MHzの「T3DSO2204A」、350MHzの「T3DSO2354A」、2チャンネルで帯域幅500MHzの「T3DSO2502A」(4チャンネル、350MHzでも使用可能)の4機種をそろえる。それぞれ最大200Mポイントのロングメモリ、2Gサンプル/秒のサンプリングレートを備えている。
プロトコル解析(トリガ、デコード)や50MHzの任意信号発生器、ボード線図解析、スイッチング電源解析、最長2MポイントのFFTなどを標準で搭載。また、10.1インチのタッチパネルディスプレイを採用している。
任意波形発生器T3AFGシリーズの新製品は、帯域幅200MHzの「T3AFG200」、350MHzの「T3AFG350」、500MHzの「T3AFG500」で、いずれもデュアルチャンネルを搭載している。サンプリングレートは2.4Gサンプル/秒で、16ビットの垂直電圧分解能、最大±20Vの出力電圧、1チャンネル当たり20Mポイントの波形メモリを備える。
PRBSやユーザー定義の波形機能なども搭載し、オプションでI/Qにも対応する。ディスプレイには、4.3インチのタッチパネルを採用した。
- 低価格オシロや直流安定化電源、電子負荷の新製品を追加
テレダイン・ジャパンは、テレダインテストツールブランドの新製品16種を発表した。同ブランドに直流安定化電源と電子負荷ソリューションのシリーズが追加されたことで、ほぼ全ての基本測定器の要件を満たすことができる。
- HDMIおよびDisplayPort対応のテスト機器
テレダイン・ジャパンは、プロトコルの機能テストからコンプライアンステストまで対応するテスト機器「quantumdata M41h」「quantumdata M41d」を発表した。HDMIおよびDisplayPortに対応する。
- 1台5役が可能な多機能汎用オシロスコープ
テレダイン・レクロイ・ジャパンは、多機能汎用オシロスコープ「WaveSurfer 3000z」シリーズを発表した。従来シリーズから帯域レンジを上下に拡張し、パワーデバイス解析オプションにも対応。多様なオプションの搭載により、1台5役の働きをする。
- PCIe Gen4物理層コンプライアンス試験ソフトウェア
テレダイン・レクロイ・ジャパンは、PCI Express 4.0(PCIe Gen4)試験を自動的に実施する物理層コンプライアンス試験ソフトウェア「QPHY-PCIE4-TX-RX」を発表した。PCIe Gen4で要求される16Gバイト/秒(GB/s)のデータレートに対応する。
- フローティング信号の計測に最適な光絶縁プローブ
テレダイン・レクロイ・ジャパンは2017年1月、パワーエレクトロニクス回路中の高電圧バスにフローティングした微小信号の計測に適した光絶縁プローブ「HVFO」を発表した。
- 入門者向けデジタルオシロスコープ
テクトロニクスは、デジタルオシロスコープの新製品「TBS1000C」シリーズを発表した。操作性に配慮し、教育支援ツールを多数搭載する同製品は、入門機としてベンチ作業から教育現場まで利用できる。
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