低温特性を改善した電気二重層キャパシター:太陽誘電 LTシリーズ
太陽誘電は、低温時の特性変化が少ないシリンダ形電気二重層キャパシター「LT」シリーズを商品化した。「LT08202R7335」など8製品をラインアップしている。公称容量は3.3〜50F、初期交流内部抵抗規格は10〜60mΩだ。
太陽誘電は2021年7月、低温時の特性変化が少ないシリンダ形電気二重層キャパシター「LT」シリーズを商品化した。「LT08202R7335」をはじめ、8製品を用意する。同月から量産を開始する予定で、サンプル価格は1個80〜660円だ。
シリンダ形電気二重層キャパシター「LT」シリーズ
LTシリーズは、屋外など低温環境での使用を想定して、従来のLPシリーズから初期交流内部抵抗を低減し、低温での特性変化を抑えている。
公称容量は3.3〜50F、サイズ(直径×長さ)は8.0×20〜18.0×40mm、上限使用電圧は2.7Vで、初期交流内部抵抗規格は10〜60mΩ、使用温度範囲は−40〜+70℃となっている。
主な用途として、スマートメーターやドライブレコーダー、サーバなどの電力供給を補うピークアシスト用蓄電デバイスやバックアップ用の非常用電源を見込む。
- 厚み最大0.1mmの積層セラミックコンデンサー
太陽誘電は、厚みが最大0.1mmの積層セラミックコンデンサー「AWK105 BJ474MN」「PWK105 C6474MN」を発表した。同社従来品と比較して、静電容量が約2倍に向上している。
- シリンダ形電気二重層キャパシター4製品追加
太陽誘電は、シリンダ形電気二重層キャパシター「LP」シリーズに、静電容量7〜16Fの4製品を追加した。静電容量やサイズの種類を増やすことで、機器設計の最適化に貢献する。
- 150℃対応車載向け積層セラミックコンデンサー
太陽誘電は、車載向けに使用温度範囲を150℃にまで拡大した積層セラミックコンデンサーを商品化した。AEC-Q200に準拠し、自動車のエンジンやトランスミッションなどパワートレイン向けのデカップリングやノイズ対策に適している。
- 容量20Fのシリンダ形電気二重層キャパシター
太陽誘電は、シリンダ形電気二重層キャパシターLPシリーズに、静電容量が従来の2倍となる「LP12352R7206」を追加した。サーバやドライブレコーダー、スマートメーターなどのピークアシストやバックアップ用途を見込む。
- 車載グレードのポリマータンタルコンデンサー
トーキンは、車載グレードのポリマータンタルコンデンサー「T598」シリーズを発表した。高温信頼性に加え、長寿命、高静電容量電圧定格、超低等価直列抵抗、高体積効率などの性能を備える。
- 薄さ0.5mmの3端子積層セラミックコンデンサー
太陽誘電は、1005サイズの3端子積層セラミックコンデンサー「A3K105BBJ106MR」を発表した。従来比約23%薄型化し、1005サイズの3端子積層セラミックコンデンサーで、静電容量10μFと0.5mmの薄さを両立した。
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