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高速伝送と電源供給を両立したAOC(Active Optical Cable)日本航空電子工業 RP07シリーズ

日本航空電子工業は、高速伝送と電源供給を両立したハイブリッド型AOC「RP07」シリーズを開発した。光ケーブルとメタルケーブルを1本のハイブリッドケーブルに統合している。

» 2021年10月28日 18時00分 公開
[EDN Japan]

 日本航空電子工業は2021年10月、高速伝送と電源供給を両立したハイブリッド型AOC(Active Optical Cable)「RP07」シリーズを開発したと発表した。

「RP07」シリーズ

 同シリーズは、光ケーブルとメタルケーブルを1本のハイブリッドケーブルに統合しており、光ケーブルによる高速信号に加えてメタルケーブルによる低速信号、電源供給に対応している。

独自開発の光学モジュールにより回路部を小型化

 同社が独自開発した光学モジュールにより、回路部を小型化。コネクターには、USB Type-Cを採用した。高速信号の伝送速度は1〜25Gビット/秒で、USBに加えてDisplayPort、PCIeに対応。電源供給は最大で5A/20Vとなっている。使用温度範囲は0〜+75℃、保存温度範囲は−20〜+85℃。伝送距離は300m(光伝送のみ)だ。

 放送機器やゲーム機などの高精細画像伝送が求められる機器や、工作機械や医療機器などの電磁環境両立性、高速伝送、長距離伝送が求められる産業機器での用途が見込まれる。

 今回開発した通常プラグに加えて、角型ロックや丸型ロック、ねじロックのプラグタイプも開発中だという。

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