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クラスDオーディオアンプ用マルチチップモジュールインフィニオン MA5332MS

インフィニオン テクノロジーズは、アナログ2チャンネル入力のクラスDオーディオアンプ用マルチチップモジュール「MA5332MS」を発表した。4Ω時にヒートシンクなしで2×100Wを、あるいは8℃/Wのヒートシンクを用いて2×200Wを供給できる。

» 2022年03月22日 17時30分 公開
[EDN Japan]

 インフィニオン テクノロジーズは2022年2月、アナログ2チャンネル入力のクラスDオーディオアンプ用マルチチップモジュール「MA5332MS」を発表した。既に受注を開始している。

クラスDオーディオアンプ用マルチチップモジュール「MA5332MS」 出所:インフィニオン テクノロジーズ

 オン抵抗が標準で24.4mΩと低く、4Ω時にヒートシンクなしで2×100Wを、あるいは8℃/Wのヒートシンクを用いて2×200Wを供給できる。

 デュアルチャンネルPWMコントローラーや高電圧ゲートドライバに加えて、MOSFETを4基搭載する。保護回路として過電流や過熱保護、低電圧保護、セルフリセット機能を備えており、外付け部品で保護回路を設計する必要がない。また、クリックノイズやポップノイズを低減すべく、ソフトスタート動作を制御する内部ロジックを搭載した。

入力、出力構成を選択可能

 差動もしくはシングルエンドの入力と、シングルエンド(2×SE)、BTL(ブリッジタイドロード)、PSE(パラレルシングルエンド)の出力構成を選択可能だ。SEトポロジーをBTLの代わりに用いることで、出力ローパスフィルターやバスコンデンサーを削減できる。

 パッケージは7×7mmの42ピンQFNを採用。ホームシアターインザボックスやサウンドバーなどのコンシューマー用途、アクティブスピーカーやアクティブスタジオモニターなどの業務用オーディオ用途に適する。

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