アルプスアルパインは、自動車のドア開閉の検出に適した、小型検出スイッチ「SSCZ」を発表した。1回路2接点を採用した単極双投スイッチで、車両ドアのロックだけでなくアンロック状態も検出する。
アルプスアルパインは2022年3月、自動車のドア開閉の検出に適した、小型検出スイッチ「SSCZ」を発表した。既に、月産120万個の体制で量産を開始している。サイドドアやスライドドア、バックドアなどの自動ロックシステムに適する。
1回路2接点を採用した単極双投スイッチで、車両ドアのロックだけでなく、アンロック状態も検出する。衝撃や振動に強い両面摺動接点に加え、応力振幅しない内部構造により、動作寿命は従来比3倍の30万回を保証する。
コネクタータイプの端子のため、はんだ付けが不要だ。取り付け筐体を共通化すれば、既存の1回路1接点スイッチ「SSCW」との互換性も確保できる。作動力は最大1.1N、最大定格は0.1A、16VDV、最小定格は50μA、3VDC、接触抵抗は最大500mΩ。サイズは5.30×13.84×15.40mmで、使用温度範囲は−45〜+85℃となる。
自動車の電子化が進むなかで、使用部品の小型化、軽量化、高精度化に加え、異常をいち早く検出する安全へのニーズが高まっている。主に車両ドアのロック検出に使用さる従来品のSSCWに加え、ロックとアンロックに対応するSSCZを開発したことで、さまざまなニーズに対応する。
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