UWBレーダーと測距機能を1チップに搭載:NXP Trimension UWB測距+レーダーデバイス
NXPセミコンダクターズは、UWBレーダーと測距機能を組み合わせたシングルチップソリューションを発表した。同社のUWB IC「Trimension」のポートフォリオに追加している。
NXPセミコンダクターズは2022年5月、UWB(超広帯域無線)レーダーと測距機能を組み合わせたシングルチップソリューションを発表した。同社のUWB IC「Trimension」のポートフォリオに追加している。
UWB測距+レーダーデバイスの使用イメージ 出所:NXPセミコンダクターズ
同ソリューションを用いることで、レーダーと測距の双方を管理できる。同一のハードウェアを両モードに使用しており、環境と他のUWB搭載デバイスの双方を検知する。
6G〜8GHzで動作するため、室内や車内でのモーション検出に十分な距離を確保できる。また、測距用にAoA(到達角度)情報を提供するため、正確な位置を特定可能だ。
呼吸運動などの細かな動きの検出にも対応する。乳児の睡眠中の呼吸を検出し、呼吸パターンに変化が生じた場合に保護者に通知する乳児用スマートモニターなどにも使用できる。
他に、子供の車内置き去り事故の防止やテレビのチャンネル変更向けジェスチャー認識など、IoT(モノのインターネット)やモバイル、車載分野でのさまざまな用途に適する。
- 測位、測距機能を備えたIoT向けUWBデバイス
NXPセミコンダクターズは、IoT向けの測位、測距機能を備えた超広帯域無線(UWB)デバイス「Trimension SR150」「Trimension SR040」を発表した。スマートロックなどの新しいIoT技術向けに最適化され、高精度で相対的な位置情報を提供する。
- 加速度センサーとBLE搭載のUWB通信モジュール
村田製作所は、加速度センサーとBluetooth Low Energyを搭載したUWB通信モジュール「Type 2AB」を発表した。小型で設計自由度が高く、コイン電池1つで数年間使用できる。高度な位置情報検出や非接触決済システムに適している。
- UWBデバイスの位置特定向け試験ソリューション
ローデ・シュワルツは、同社の無線機テスター「R&S CMP200」とColby Instrumentsのディレイライン「XT-200」を組み合わせ、UWBデバイスの移動方向や信号到達角などを算出するための試験ソリューションを発表した。
- Bluetooth5対応独自ソフト内蔵の無線通信モジュール
太陽誘電は、Bluetooth 5対応の無線通信モジュール「EYSKJNAWB-WX」を発表した。独自ソフトウェアを搭載し、外部から簡単なコマンドを入力するだけで無線通信を確立する。低消費電力で稼働することが求められる、小型IoT関連機器に適している、としている。
- スマートフォンを車の鍵にできるUWBチップ
NXPセミコンダクターズは、車載超広帯域無線IC「NCJ29D5」を発表した。高精度でセキュアなリアルタイム位置特定機能を持ち、スマートフォンを車の鍵としても使用できる。
- 測位、測距機能を備えたIoT向けUWBデバイス
NXPセミコンダクターズは、IoT向けの測位、測距機能を備えた超広帯域無線(UWB)デバイス「Trimension SR150」「Trimension SR040」を発表した。スマートロックなどの新しいIoT技術向けに最適化され、高精度で相対的な位置情報を提供する。
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