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UWBレーダーと測距機能を1チップに搭載NXP Trimension UWB測距+レーダーデバイス

NXPセミコンダクターズは、UWBレーダーと測距機能を組み合わせたシングルチップソリューションを発表した。同社のUWB IC「Trimension」のポートフォリオに追加している。

» 2022年06月17日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 NXPセミコンダクターズは2022年5月、UWB(超広帯域無線)レーダーと測距機能を組み合わせたシングルチップソリューションを発表した。同社のUWB IC「Trimension」のポートフォリオに追加している。

UWB測距+レーダーデバイスの使用イメージ 出所:NXPセミコンダクターズ

 同ソリューションを用いることで、レーダーと測距の双方を管理できる。同一のハードウェアを両モードに使用しており、環境と他のUWB搭載デバイスの双方を検知する。

6G〜8GHzで動作

 6G〜8GHzで動作するため、室内や車内でのモーション検出に十分な距離を確保できる。また、測距用にAoA(到達角度)情報を提供するため、正確な位置を特定可能だ。

 呼吸運動などの細かな動きの検出にも対応する。乳児の睡眠中の呼吸を検出し、呼吸パターンに変化が生じた場合に保護者に通知する乳児用スマートモニターなどにも使用できる。

 他に、子供の車内置き去り事故の防止やテレビのチャンネル変更向けジェスチャー認識など、IoT(モノのインターネット)やモバイル、車載分野でのさまざまな用途に適する。

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