ピカリング インタフェースは、5Gや半導体試験に適したマイクロ波マルチプレクサ「4x-785C」ファミリーを発表した。SP4TまたはSP6T構成で、67GHz対応50Ω内部終端スイッチを搭載し、信号の整合性を確保する。
ピカリング インタフェースは2022年6月、5G(第5世代移動通信)や半導体試験に適したマイクロ波マルチプレクサ「4x-785C」ファミリーを発表した。内部終端スイッチを備えたPXI対応の「40-785C」モジュールと、PXIe対応の「42-785C」モジュールをラインアップする。
4x-785Cファミリーは、Radiall製機械式マイクロ波スイッチをベースにした、SP4T(単極4投)またはSP6T(単極6投)構成のマルチプレクサ。67GHz対応50Ω内部終端スイッチを搭載しており、未使用のチャンネルを自動的に終端し、信号の整合性を確保する。
スイッチの取り付け位置は、用途に合わせてパネルマウントまたはリモートマウントから選べる。シャシースロット数は、単一構成では3スロット、デュアルパネルマウントでは6スロット。リモートマウントでは1スロットで最大3つのスイッチを制御可能で、各スイッチは1.5mケーブルを使ってコントロールモジュールに接続できる。RF接続長が短いため、性能向上とコスト削減を両立する。
また、テストシステムの状態監視用に、スイッチサイクル計測機能を備えた。チャンネルごとの操作回数を記録し、使用頻度の高いチャンネルを低いパスに交換することで、スイッチの寿命を延ばせる。3年間の保証も付帯している。
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