コンガテックは、第12世代Intel Coreプロセッサを備えた、COM-HPCおよびCOM Expressコンピュータオンモジュール各7種を新たに発表した。P-CoreとE-Coreを組み合わせたインテルのハイブリッドアーキテクチャを採用している。
コンガテックは2022年6月、第12世代Intel Coreプロセッサを備えた、COM-HPCおよびCOM Expressコンピュータオンモジュール各7種を新たに発表した。
新製品は、パフォーマンスコア(P-Core)と高効率コア(E-Core)を組み合わせたIntelのハイブリッドアーキテクチャを採用した。P-Coreをスケールダウンしたモデルを用いることで、消費電力を15〜28Wほどに削減できる。
併せて、PCIeレーンを28から20に削減したことで、消費電力の低減に寄与している。エッジコンピュータやIoT(モノのインターネット)ゲートウェイ、協働ロボット、AI(人工知能)を用いた品質検査や産業用ビジョン、ロジスティクス向け自律型車両などの用途に適する。
全品種でDDR5メモリに対応し、COM-HPCおよびCOM Express Type 6モジュールは専用のAIエンジンを備えている。Windows MLやChrome Cross M、Intel OpenVINOツールキットに対応する。
また、今回発表した「conga-HPC/cALP COM-HPC Client Size A」モジュールおよび「conga-TC670 COM Express Compact Type 6」モジュールは、6種類の第12世代Intel Coreプロセッサを備えたモデルと、Celeronプロセッサを備えたコスト重視モデルを選択できる。
いずれのモデルも、最大64GバイトのDDR5 SO-DIMMメモリ(4800Mトランスファー/秒)をサポートした。Core i7およびi5プロセッサではIntel Iris Xeグラフィックスを、Core i3およびCeleronではIntel UHDグラフィックスを使用可能で、最大4つの独立したディスプレイおよび最大解像度8Kの映像に対応している。
conga-HPC/cALP COM-HPC Client Size Aはサイズが95×120mm、conga-TC670 COM Express Compact Type 6はサイズが95×95mmとなっている。
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