スナップイン型パワーアルミコンデンサー:ビシェイ 193 PUR-SI Solar
ビシェイ・インターテクノロジーは、同社のスナップイン型パワーアルミコンデンサー「193 PUR-SI Solar」シリーズをアップグレードし、570Vの定格電圧および475Vのカテゴリー電圧で提供する。
ビシェイ・インターテクノロジーは2022年8月、同社のスナップイン型パワーアルミコンデンサー「193 PUR-SI Solar」シリーズをアップグレードし、570Vの定格電圧および475Vのカテゴリー電圧で提供すると発表した。
パワーアルミコンデンサー「193 PUR-SI Solar」シリーズ 出所:ビシェイ・インターテクノロジー
アップグレードした同シリーズは、570Vの場合−40〜+60℃で動作し、リップル電流を印加しない場合の耐用時間が5000時間となっている。475Vの場合は−40〜+105℃で動作し、リップル電流を適用した場合の有効寿命は6000時間となる。
絶縁材にブルースリーブを用いた圧力弁付きの円筒形アルミケースを採用。35×30mmから35×60mmまで、5種のケースサイズをそろえている。
静電容量範囲が220μ〜560μF、最大ESR(100Hz)が250m〜600mΩ、最大インピーダンス(10kHz)は150m〜450mΩとなっている。RoHSに準拠しており、太陽光PVインバーターや産業用モーター制御、電源などでのDCリングバッファリングやフィルタリング用途に適する。
既にサンプル品および少量製品を提供可能で、量産時の納期は標準19〜21週間。
- 三相ACフィルターパワーフィルムコンデンサー
TDKは、三相デルタ結線用のACフィルターパワーフィルムコンデンサーの新シリーズとして、低中電力向けの「B32375」、高電力向けの「B32376」を発表した。再生エネルギーシステムや電車システムでの利用に適している。
- 基地局向け導電性高分子アルミ電解コンデンサー
パナソニック インダストリー社は、通信基地局やサーバなどの電源回路向け導電性高分子アルミ電解コンデンサー「SP-Cap JX」シリーズを製品化した。2021年12月から量産を開始する。
- 高温環境向けリード形アルミ電解コンデンサー
日本ケミコンは、通信インフラなどの高温環境で用いる電源向けに、リード形アルミ電解コンデンサー「GXM」シリーズを開発した。新開発の電極箔を採用したことで、同社従来品と比較して最大約1.7倍長寿命化し、静電容量も61%高容量化した。
- 車載向け高リップル耐性アルミ電解コンデンサー
日本ケミコンは、AEC-Q200に準拠した車載向けの導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー「HXF」シリーズを発表した。小型化かつ高リップル電流耐量を有し、+150℃における短時間使用も保証する。
- アキシャル形ハイブリッドポリマーアルミ電解コンデンサー
TDKは、アキシャル形ハイブリッドポリマーアルミ電解コンデンサーの新シリーズを発表した。アキシャルリード形の「B406」とソルダリングスター形の「B407」で、広い動作温度範囲とESR値の低さを特徴とする。
- 小型長寿命の基板自立形アルミ電解コンデンサー
ニチコンは、従来のアルミニウム電解コンデンサー「LGX」シリーズから体積比最大28%小型化した、基板自立形アルミ電解コンデンサーを発表した。直径22mm×高さ25mm〜直径35mm×高さ60mmの28サイズをそろえる。
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