ミドルパワーのUV-C LED、ams OSRAM:OSLON UV 3535
ams OSRAMは、ミドルパワーのUV-C LED「OSLON UV 3535」シリーズとして「SU CULDP1.VC」「SU CULEP1.VC」を発表した。リフレクターを組み込んだカバーガラス不要のパッケージ設計を採用し、出力が向上している。
ams OSRAMは2023年3月、ミドルパワーのUV-C(深紫外線) LED「OSLON UV 3535」シリーズを発表した。「SU CULDP1.VC」「SU CULEP1.VC」の2種で、既に販売を開始している。
UV-C-LED「SU CULEP1.VC」 出所:ams OSRAM
UV-C LEDは、浄水器や空調システム、産業用途向けに殺菌機能を提供する。同シリーズでは、リフレクターを組み込んだカバーガラス不要のパッケージ設計を新たに採用した。リフレクターがチップの発光を集めて、視野角120度で照射する仕組みとなっている。
光学損失を低減したことで出力が向上していて、電力変換効率が3.7%に達した。また、標準的なUV-Cレンズを採用しているため、システム設計者は用途に合わせて光出力を最適化できる。
標準出力は、SU CULDP1.VCが駆動電流185mAで40mW、SU CULEP1.VCが同350mAで75mWとなっている。特に中〜高出力のUV-Cを要する用途に適する。
フットプリントは3.5×3.5mm。パッケージには、保護素子としてESD保護デバイスや透明な保護膜を搭載する。
- 小口径の表面実装赤外線レーザーデバイス
ams OSRAMは、110μmと小口径の表面実装赤外線レーザーデバイス「SPL S1L90H_3」を発表した。ドローンやロボット、ビル管理システム、FAといった短パルスのLiDARアプリケーションでの用途に適する。
- 車室内モニタリングシステム向け赤外線LED
ams OSRAMは、車室内モニタリングシステムにおける、広角カメラのアスペクト比4対3に適合した矩形ビームを提供する赤外線LED「SFH 47278AS A01」「SFH 47267AS A01」を発表した。
- 医療分野向け、波長514nmのレーザーダイオード
ams OSRAMは、波長514nmの汎用緑色レーザーダイオード「PLT5 522FA_P-M12」を発表した。研究や診断など、ライフサイエンス分野に適する。小型、低コスト、長寿命で、アルゴンイオンレーザーからの置き換えが可能だ。
- 220万画素の小型グローバルシャッター搭載イメージセンサー
ams OSRAMは、220万画素のグローバルシャッターイメージセンサー「Mira220」を発表した。BSI技術を用いた積層チップ設計により、パッケージサイズを5.3×5.3mmに小型化した。
- ウェアラブル機器向けバイタルサインセンサーIC
ams OSRAMは、省電力かつ小型のバイタルサインセンサーIC「AS705x」ファミリーを発表した。HRMやGSRなどの測定が可能で、ヒアラブル、スマートウォッチ、スマートパッチなど、スペースに制約のある小型機器に適する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.