日本航空電子工業は、防水分岐コネクター「HB07」シリーズを発売した。24極(12極連結×2段)と12極(12極連結×1段)の2種を用意し、連結端子を必要なケーブル本数分の境で切断して分岐ハーネスを製作できる。
日本航空電子工業は2025年8月、防水分岐コネクター「HB07」シリーズを発売したと発表した。建設機械、農業機械、特殊車両などの電源、信号分岐接続に適する。
同シリーズは、さまざまな回路構成に対応できる分岐コネクターだ。クリップは、表裏どちらにも装着可能。ワイヤーハーネスの外で機体各部のフックを使って固定でき、ハーネスの幹の太さを抑えられる。
24極(12極連結×2段)と12極(12極連結×1段)の2種を用意し、連結端子を必要なケーブル本数分の境で切断して分岐ハーネスを製作できる。これにより、電源1本→2本、電源2本→2本といった複数回路の分岐を単一コネクター内に取り込める。
適合電線は0.5〜1.25mm2(AWG#20〜#16)で、被覆外径はφ1.5〜2.9mm。定格電圧はDC250V、定格電流は電線サイズ1.25mm2で13A、同0.85mm2で10A、同0.5mm2で7.5Aだ。使用温度範囲は−55〜+125℃(−40℃以上のみ防液対応)。
各種工事関係車両は、電源や信号接続に使用するケーブルを複数分岐させている。通常は、ケーブル同士をつなぎ合わせるスプライス処理を施し、接着材付きの熱収縮チューブを用いてハーネスを作る。このケーブルの分岐部分をHB07シリーズに置き換えることで、接触抵抗を一定水準に抑え、IP68対応の防水性能を担保する。
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