メディア

arm vs RISC-V!主要MCUの特徴と性能を徹底比較知っておきたい主要MCU(3/3 ページ)

» 2026年01月28日 09時30分 公開
[リョーサン]
株式会社リョーサン
前のページへ 1|2|3       

3. 各コアを使用した主要なMCUとエコシステム

arm

   1. ルネサス エレクトロニクス
  ・Cortex-M搭載のRAシリーズにて、Cortex-M0+から最新のCortex-M85まで
   幅広い製品を展開
  ・Cortex-A搭載のRZシリーズでもRTOS搭載でMCUとして使用可能な製品を
   ラインアップ

   2. Microchip
  ・SAMシリーズ、PIC32シリーズでCortex-M0+からCortex-M7までの製品を展開
  ・IoT用途からセキュリティ用途、車載用途まで幅広いアプリケーションに対応

   3. NXP
  ・Cortex-M0+からCortex-M7までの製品を展開
  ・Kinetis、LPC、MCXと複数種類の製品ラインアップを持ち、i.MX RTシリーズでは
   プロセッサライクな処理性能重視の製品を展開

   4. STMicroelectronics
  ・STM32としてCortex-M0からCortex-M55までの幅広い製品を展開
  ・超低消費電力から高性能、無線対応までアプリケーションに合わせた製品を
   ラインアップ

   5. エコシステム
  ・ARM純正 Keil MDK-ARM、IAR社製 Embedded Workbench
  ・その他、MCUメーカーよりGCCコンパイラを搭載したオリジナルの
   統合開発環境を提供中

RISC-V

   1. ルネサス エレクトロニクス
  ・モーター制御用ASSP、音声制御HMI用ASSPに続き、超低消費電力MCUを展開
  ・自社製RISC-Vコア搭載製品も展開中

   2. Microchip
  ・PIC64としてRISC-V搭載の高性能MPUをラインアップ
  ・宇宙用途向けとして放射線耐性を持ち、宇宙探査ミッションに適した高性能
   プロセッサのラインアップあり

   3. WCH
  ・CH32Vシリーズとして、STMicroelectronics製STM32互換ペリフェラル
   搭載製品を展開

   4. その他
  ・Infineon、NXP、STMicroelectronics、Nordic、BOSCH、Qualcommなどが
   RISC-Vプロセッサ開発企業QUINTAURIS社に共同出資
  ・Infineonは2030年をターゲットにRISC-V搭載車載MCUリリースすることを発表

   5. エコシステム
  ・IAR社製Embedded Workbench RISC-V
  ・Efinix社製 Efinity RISC-V Embedded Software IDE
  ・ASHLING社製 RiscFree SDK
  ・Renesas社製 e2studio

4. まとめ

 armとRISC-Vに関して、沿革から性能・特長まで見ていきましたが、いかがでしたでしょうか? 事業継続計画(BCP)の観点でarmを選択される方も多いと思います。armの魅力は各社がarm社提供のコアを使用しており、ツールなどの共通化が行いやすい点にあります。しかしながら、arm社の開発方針やライセンスに左右されやすいという課題もあります。

 RISC-VはオープンソースとしてISAのみ提供されており、各社で自由にコア開発が行えることが特徴です。提供されているISAに関しては共通ツールが使用でき、ライセンスフリーで使用できることも魅力となります。

 汎用MCU以外でも、専用ICのコントロール部にRISC-Vを採用するなど、MCUとして普段気にしない箇所での採用も進んでいます。また、中国や欧州などはおのおのRISC-Vに注目しており、今後もRISC-V採用製品が増えていくことが予想されます。

 リョーサンテクラボには、CPUコア以外にもさまざまなテーマのコンテンツを掲載していますので、のぞいてみてください。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © Ryosan Company, limited All rights reserved.

特別協賛PR
スポンサーからのお知らせPR
Pickup ContentsPR
Special SitePR
あなたにおすすめの記事PR

RSSフィード

公式SNS

EDN 海外ネットワーク

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.