タイコ エレクトロニクス ジャパンは、側壁の高さを抑えることで実装の作業効率を高めることができる、スケーラブルスプリングフィンガーを発表した。ウェアラブル端末やオーディオビデオ機器、産業機器、計測機器、インテリジェントビルの制御モジュールなどの用途に向ける。
タイコ エレクトロニクス ジャパンは2014年9月、スケーラブルスプリングフィンガー「Side-Protected Scalable Spring Fingers」と「Side-Protected Preloaded Scalable Spring Fingers」の2製品を発表した。ウェアラブル端末やオーディオビデオ機器、産業機器、計測機器、インテリジェントビルの制御モジュールなどの用途に向ける。
スプリングフィンガーは、小型プリント基板で用いられる単一接点で、SMTタイプのコネクタである。機器とプリント基板間のEMI(電磁波障害)ノイズや静電気から電子回路/部品を保護するグランディング機能を備えている。また、モーターやアンテナ、スピーカなどからの振動を防ぐ機能も備えているという。
新製品は、基板へ実装する際にスプリングが絡んだり、たわみによる実装不良が生じたりしないように、高さを抑えるなど側壁の設計を見直した。Side-Protected Scalable Spring Fingersは、高さを1.0〜3.8mmとし、Side-Protected Preloaded Scalable Spring Fingersは高さを1.4〜3.0mmとした。これによって、基板に実装する作業効率を高めることができるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.