TE Connectivityは、新たな回路保護製品の「PolyZen YC素子シリーズ」を発売した。表面実装ライン向けに最適化し、生産効率向上や基板スペース・部品コストの削減に対応する。
タイコエレクトロニクスジャパンは2014年12月、TE Connectivityが新たな回路保護製品の「PolyZen YC素子シリーズ」を発売したと発表した。表面実装ライン向けに最適化したもので、生産効率向上や基板スペース・部品コストの削減に対応できる。
PolyZen YC素子シリーズは、タブレット端末・セットトップボックス・HDD・DC電源ポートなどの民生機器をESD(静電気放電)などの電気的ストレスから保護するための総合的なソリューション。PolyZenの新製品である「ZEN056V230A16YC素子」と「ZEN056V260A16YC素子」は、4.0×5.0×1.2mmのコンパクトなパッケージに、高精度ツェナーダイオードとリセッタブルポリスイッチPPTC(正温度係数ポリマー)素子を組み込んだ。
PolyZen素子は、ツェナーダイオードとPPTCを熱結合したもので、素早い熱伝達が可能でPPTC素子の反応時間を向上できる。そのため、複数の素子を使用したソリューションと比べ、PolyZen YCハイブリッド素子の方が過電圧・過電流・逆バイアス・ESD・温度過上昇によるダメージを効果的に防ぐことができる。
また、PolyZen YC素子は、室温で最大2.6Aの保持電流を可能とし、精密な電子機器の信頼性向上に対応できる。高性能のESD保護(±30kV)と過電圧保護(8/20μ秒パルス:150A)で、IEC規格(IEC 61000-4-2/IEC 61000-4-5)にも準拠した。
PolyZen YC素子1個は、ヒューズやPPTC、TVS(過渡電圧抑制)素子、OVP(過電圧保護)素子などと個別に組み合わせることで、単体使用の標準的なソリューションよりも強力な保護機能が可能になるという。
価格は100円で、現在サンプルを提供している。
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