東芝セミコンダクター&ストレージ社は、光学サイズが1/2.4インチで20Mピクセルの裏面照射型(BSI)CMOSイメージセンサー「T4KA7」の量産出荷を始めた。スマートフォンやタブレット端末などのカメラモジュール用途に向ける。
東芝セミコンダクター&ストレージ社は2015年3月、光学サイズが1/2.4インチで20Mピクセルの裏面照射型(BSI)CMOSイメージセンサー「T4KA7」の量産出荷を始めた。スマートフォンやタブレット端末などのカメラモジュール用途に向ける。
T4KA7は、画素ピッチが1.12μmで、1/2.4インチの光学サイズに20Mピクセルの画素数を集積した。現行モデル「T4KA3」などにも採用している高速化技術を用いている。これにより、フレームレートは20Mピクセルで22フレーム/秒を実現した。1080pのフルHDでは90フレーム/秒の高速動作が可能である。従来の「T4K46」と比べて1.8倍も高速となる。
CMOSイメージセンサーチップを実装したモジュールの外形寸法としては、10.5×12.0×6.0mm程度に収めることができるという。これにより、高画素のイメージセンサーを搭載しても、モバイル機器の薄型化を実現することが可能となる。
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