太陽誘電は、Bluetooth Smartモジュールのシリーズ計7製品を商品化すると発表した。同社サイトに「最適モジュール選択チャート」を掲載し、最適な商品を提案する。
太陽誘電は2015年9月、Bluetooth Smartモジュール「EYSGCN」「EYSGJN」「EYAGJN」シリーズの計7製品を商品化すると発表した。Bluetooth v4.2 low energy(BLE)に対応した無線通信モジュールで、ヘルスケア機器、ウェアラブル端末やスマートフォン周辺機器など、さまざまな小型・薄型機器に対応する。
スマートフォンや、ビーコンと呼ばれるBLEの機能を利用したサービスの登場により、BLE搭載機器の数や種類が拡大している。しかし、機器ごとに無線回路を設計すると開発コストが増え、モジュール化すると必要な機能だけを搭載できない課題があった。
同社は、アンテナや32.768kHz水晶振動子、DC-DCコンバータ用のコンデンサ、インダクタを搭載した「EYSGCNZXX」「EYSGCNZWY」、より小型化した「EYSGJNZXX」「EYSGJNZWY」、ANT規格をサポートした「EYAGJNZXX」、独自のソフトウェアを搭載した「EYSGCNAWY-1X」「EYSGJNAWY-1X」など7製品を商品化した。
これら7製品は、同社のWEBサイト「Bluetooth Smart」のソリューション提案ページに掲載される。同ページには、顧客のニーズに合ったモジュールを選択できる「最適モジュール選択チャート」も掲載し、最適な商品を提案する。サイズは、EYSGCNシリーズが9.6×12.9×2.0mm、EYSGJN/EYAGJNシリーズが5.1×11.3×1.3mmとなる。
サンプル価格はいずれも3000円。2015年9月から日本国内で月産100万個体制で量産を開始した。
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