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金属面に対応したUHF帯RFIDタグ村田製作所 LXMSANMXMG-202

村田製作所は、金属面に対応したUHF帯RFIDタグ「LXMSANMXMG-202」を発表した。金属面で反射された電波によって通信が遮断されることがないため、専用のハンディ端末やゲートを用いた読み取りができる。

» 2018年09月20日 09時00分 公開
[EDN Japan]

貼り付けた金属面をアンテナの一部として活用

 村田製作所は2018年9月、金属面に対応したUHF帯RFIDタグ「LXMSANMXMG-202」を発表した。広大な敷地におけるプラントや建設現場などの鉄資材や物品、製造業における設備や備品などについて、安全で速やかな固定資産管理に活用できる。2018年秋にサンプル出荷を開始し、2019年初頭に量産を予定している。

UHF帯RFIDタグ「LXMSANMXMG-202」

 LXMSANMXMG-202は、従来のようにRFIDリーダーから放射される電波が金属面で反射することで通信が遮断されることはなく、専用のハンディ端末やゲートを用いた読み取りが可能だ。貼り付けた金属面をアンテナの一部として活用するため、金属面に貼り付けた状態では、RFIDタグ単体に比べて通信可能距離が伸びる。4W EIRPアンテナ使用時には、最大10mの長距離通信に対応する。

 通信プロトコルは、UHF帯RFID規格ISO18000-63、EPC Global Gen2v2に準拠する。また、固定資産管理の棚卸しだけでなく、特定の物品をピックアップ可能なモバイルアプリケーションも用意されている。

 製品サイズは、31×85×5.5mm。IP67規格に準拠した防水性能を持ち、屋外での利用もできる。

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