STマイクロエレクトロニクスは、Sigfoxの遠隔トラッキング・位置情報サービス「Sigfox Monarch」認証を取得済みで、低消費電力かつ長距離無線通信を可能とするソリューションを発表した。
STマイクロエレクトロニクスは2018年10月、Sigfoxの遠隔トラッキング・位置情報サービス「Sigfox Monarch」認証を取得済みで、低消費電力かつ長距離無線通信を可能とするソリューションを発表した。スマート物流に向けて、世界各地でシームレスに接続するIoT(モノのインターネット)機器の開発に貢献する。
今回提供するソリューションは、同社のSub-GHz通信IC「S2-LP」と32ビットマイコン「STM32」、無線通信用SoC「BlueNRG」をベースとした、Sigfox Monarch認証済みハードウェアおよびソフトウェアだ。
Sigfoxが利用可能な全地域(RC1〜RC6)で、各地域のSigfox周波数帯域に自動的に切り替えができる。世界中でSigfoxネットワークや位置情報サービスに接続でき、GPSやGNSSを使用せずに、位置情報の取得および資産管理が可能になる。各地域の無線使用帯域に依存しないため、IoT機器などのネットワーク接続型の製品をグローバルな標準品として複数地域に展開できる。
また、Sigfox Monarchネットワーク向けのソフトウェア開発キット(SDK)も提供。S2-LPおよびBluetooth low energy SoCのBlueNRG-2によるリファレンスソリューションにも対応しており、機器のプロビジョニング、メンテナンス、設定をスマートフォンアプリを用いて実行できる。
Wi-Fi/Bluetooth同時接続を搭載したマルチ無線ゲートウェイ
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