自在湾曲可能なガラス基板製液晶パネル:NSC 可変曲面の液晶パネル
NSCは、ケミカル加工技術により、自在に湾曲させることができるガラス基板製の液晶パネルを開発した。曲率半径R100mmの湾曲に対応し、車載用ディスプレイなど可変曲面が求められる用途で利用できる。
NSCは2020年4月、ケミカル加工技術により、自在に湾曲させることができるガラス基板製の液晶パネルを開発したと発表した。曲率半径R100mmの湾曲に対応し、車載用ディスプレイなど可変曲面が求められる用途で利用できる。
長辺可変曲面の液晶パネル
同社は、通常の0.5mm厚のガラスで総厚1.0mmの液晶パネルを完成させた後、ケミカル研磨方式で総厚を0.15mmまで薄くする技術を開発。さらに、ケミカル分断方式でパネルを分断することで、最小曲率半径R100mmの範囲内で自在な湾曲が可能になった。
この手法では通常の厚板ガラスを用いるため、薄板ガラスを使う場合と比較してハンドリング時に破損する可能性が少ない。また、研磨や分断工程を追加するだけで可変曲面の液晶パネルを量産できるため、設備投資を低減できる。
物理加工技術に比べて微細な傷が発生しにくく、本来のガラスの強度を保つことができる。同社は今後、量産技術の確立に向けてさらなる研究開発を進め、2022年度の量産開始を目指す。
- Thunderbolt 3対応の防水コネクター
ミネベアミツミは、Thunderbolt 3に対応し、IP68に準拠した防水コネクター「CAM-L41」を発売した。データ伝送速度は最大40Gビット/秒で、水深1.5mでも30分間の防水性を持つ。
- MIPI-CSI2出力搭載ビデオコントローラー
ルネサス エレクトロニクスは、MIPI-CSI2インタフェースを搭載した、車載用フルHD対応LCDビデオコントローラー「RAA278842」を発表した。リアビューカメラの映像を即座に表示するなど、車載ディスプレイ用途に適している。
- 車載機器用フローティング基板対基板コネクター
SMKは、車載用機器向けの基板対基板コネクター「PB-F2」シリーズを発表した。フローティング構造を採用し、XY方向に±0.5mm、Z方向に+0.5mm可動するため、基板間の位置ずれを吸収する。
- 振動機能付きのOGS静電容量方式タッチパネル
SMKは、FFB(Force Feedback)機能付きのOGS(One Glass Solution)静電容量方式タッチパネル「CapBeat Touch OGS」を発表した。ガラス1枚構造のOGSタッチパネルを使用し、薄型化と軽量化を図った。
- 金属テールのアナログタイプ4線式タッチパネル
NKKスイッチズは、アナログタイプ4線式タッチパネル「FT」シリーズに金属テールを追加した。金メッキ金属テールを採用したことで接触信頼性が向上した他、1mmピッチの小型コネクターに対応した。
- 小型ディスプレイ設計を支援するDLPチップセット
日本テキサス・インスツルメンツは(日本TI)、スマートフォンやタブレット、制御パネルなどの小型ディスプレイの設計を容易にする「DLP2000チップセット」(DLP:Digital Light Processing)と評価モジュール「DLP LightCrafter Display 2000 EVM」を発表した。
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