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FPGA互換のストラクチャードASICインテル eASIC N5X

インテルは、5GやAI、クラウド、エッジ向けのデバイス「eASIC N5X」を発表した。FPGAと互換性があり、FPGAに搭載した組み込みプロセッサのカスタムロジックとデザインを移行できるため、価格や消費電力の低減、処理性能の高速化に寄与する。

» 2020年11月30日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 インテルは2020年11月、5G(第5世代移動通信)やAI(人工知能)、クラウド、エッジ向けのデバイス「eASIC N5X」を発表した。ストラクチャードeASICファミリーの中で、同社のFPGAとの互換性を有するハードプロセッサシステムを搭載した初めての製品となる。

ストラクチャードeASICファミリー「eASIC N5X」

FPGAとASIC双方のメリットを活用可能

 FPGAにはユーザー固有の設計を最短期間で市場投入できるが、ASICやストラクチャードASICには消費電力とコストを低減できるメリットがある。eASIC N5Xは、FPGAとの互換性を有しており、FPGAと比較してコアの消費電力とコストをそれぞれ最大50%低減する。また、FPGAに搭載した組み込みプロセッサのカスタムロジックとデザインを移行できるため、低価格化やパフォーマンスの高速化、低消費電力化などに寄与する。

 また、eASIC N5Xは、同社のFPGAファミリー「Agilex」で用いているセキュアデバイスマネジャーを搭載。セキュアブートや認証、改ざん防止機能など、さまざまなアプリケーションで求められるセキュリティ要件に対応する。

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