直流電子負荷装置の進化を計測技術研究所の製品で見てみる。直流電子負荷装置はスイッチング電源と電池の進化や用途の広がりによって進化してきたことが分かる。
直流電子負荷装置は主にスイッチング電源と電池の評価に使われる。スイッチング電源は1980年代から大きく市場が拡大し、リチウムイオン電池は2000年以降に急速に市場が拡大した。直流電源(ACアダプターを含む)や電池はPCや携帯電話機に多く使われたため、生産量が増えるとともに低価格化が進むという現象が起きた。
直流電子負荷装置は直流電源や電池の性能に合わせた製品が求められるとともに、低価格化や高性能化が求められるようになった。また電気自動車や太陽光発電装置に使われる電源装置の評価には大型の直流電子負荷が必要になった。このため最近は利用の目的に合わせた直流電子負荷装置が開発されるようになっている。
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